いくつか近況等を並べておきます。
12月12・13日に遺伝研で開催する研究会「海と生命情報から学ぶ脊椎動物の多様性とその分子基盤」のプログラムを以前のブログ記事に追記しました。参加予定の方はぜひご確認ください。参加登録済みの方々及びスピーカーの方々には追って当日のご案内をメール連絡いたします。参加はまだ受け付けておりますので上記リンク先から辿ってご登録ください。
遺伝研客員教授のKateryna Makova博士(ペンシルバニア州立大学)の訪問を控えています。12月20日(金)に研究内容についてのセミナーを、12月23日(月)におもに学生をはじめ若手研究者に向けた教育テイストのレクチャーを予定しています。詳細は追ってこのページに掲載します。
あえて記しておくのですが、共同研究として大阪大学の石谷太さんらとアフリカターコイズキリフィッシュのゲノムアセンブリの改善版(NfurGRZ-RIMD1)をINSDCにてリリースしました。当ラボで取り組んでいる生物の中で、分けるとしたら実験動物カテゴリとでも呼べばよいでしょうか。このカテゴリとしては、NBRPの取り組みの一部として、名古屋大学の西島謙一さんらとウズラの改善版ゲノム情報の整備も進めており、まさに今アセンブリプログラムhifiasmを走らせています。両種とも、これまで使われていたゲノムアセンブリはおもにショートリードをもとにしたものであったと理解しています。当研究室の川口茜さんが、独自の分厚い経験に基づいてクロマチンの調製とHi-Cライブラリ作成を担当しています。仕上がったアセンブリは沢山の方々に使っていただいて、それが多様な発見につながればと願います。
年末が近いということで催された(研究活動や解析技術に関する)歓談の集まり、昨夜は都内で楽しみました。下の写真は帰途のワンシーン。沿岸に打ちあがったサメの話、Washokuコンソーシアムの話、あれから10年という話、そして、それにも絡むコアラボ運営にまつわる色々。とくにコアラボ運営については文字にして記しておかなければとより強く思いました。
尊い「協働」がさらに広がりますように!
Comments